倫理コード

平成19年11月12日 制定
平成21年3月9日 改正
今村証券株式会社

当社の役員及び従業員は、国民経済における資金の運用・調達の場である資本市場の担い手として、資本市場における仲介機能という重責を負託されていることを十分に認識し、金融庁より公表されている「金融サービス業におけるプリンシプル」の内容に基づいて、国民から信頼される健全な社会常識と倫理規範に対する意識を常に保持し、民法、会社法、金融商品取引法等の求める専門性に対応できるよう、不断の研鑚に努める。また、良き市民として互いに尊重し、国籍や人種、性別、年齢、信条、宗教、社会的身分、身体障害の有無等を理由とした差別的発言や種々のハラスメントを排除し、防止する。

このため、当社の役員および従業員が業務を遂行する上での基本的な心構えとして、以下に「倫理コード」を定め、その遵守を宣言する。

1. 社会規範及び法令等の遵守

投資者の保護および取引の公正性を確保するための法令や規則等、金融商品取引に関連するあらゆるルールを正しく理解し、これらを厳格に遵守するとともに、一般的な社会規範に則り、法令や規則等が予見していない部分を補う社会常識と倫理規範に対する意識を保持し、実行する。

2. 利益相反の適切な管理

業務に関して生ずる利益相反を適切に管理する。また、地位、権限および業務を通じて知り得た情報等を用いて、不正な利益を得ることはしない。

3. 守秘義務の遵守と情報の管理

法定開示情報など、情報開示に関する規定によって開示が認められる情報を除き、業務上知り得た情報の管理に細心の注意をもって、機密として保護する。

4. 社会秩序の維持と社会的貢献の実践

良き企業市民として、社会の活動へ積極的に参加し、社会秩序の安定および維持に貢献する。反社会的な活動を行う勢力や団体等には毅然たる態度で対応し、これらとの取引を一切行わない。

5. 顧客利益を重視した行動

投資に関する顧客の知識、経験、財産、目的などを十分に把握し、これらに照らした上で、顧客の利益を優先して常に誠実に行動する。

6. 顧客の立場に立った誠実かつ公正な業務の執行
  1. 仲介者として、常に顧客のニーズや利益を重視し、顧客の立場に立って、誠実かつ公正に業務を遂行する。
  2. 会社における地位、権限に基づく利用可能な情報を用いて、特定の顧客を有利に扱わない。また、適切な投資勧誘と顧客の自己判断に基づく取引に徹することにより、自己責任原則の確立に努める。
  3. 顧客との間で締結された契約に基づく受託者責任が生じる場合には、顧客の利益を優先して常に誠実に行動する。
7. 顧客に対する助言行為
  1. 顧客に対して投資に関する助言行為を行う場合、中立的立場から、事実と見解を明確に区別した上で、専門的な能力を活かして助言する。
  2. 関連する法令や規則等のもとで、投資によってもたらされる価値に影響を与えることが予想される内部情報等の公開されていない情報を基に、顧客に対して助言行為を行わない。
8. 資本市場における行為
  1. 法令や規則等に定めのないものであっても、社会通念および市場仲介者として求められる理念に照らして疑義を生じる可能性のある行為については、この「倫理コード」に照らし、その是非について判断する。
  2. 関連する法令や規則等のもとで、投資成果に重要な影響を与えることが予想される内部情報等の未公開情報については、細心の注意をもって管理する。
9. 社会的使命の自覚と資本市場の健全性及び信頼性の維持、向上
  1. 資本市場に関する公正性および健全性について正しく理解し、資本市場の健全な発展に尽力する。また、資本市場の健全性維持を通して、果たすべき社会的使命を自覚して行動する。
  2. 適正な情報開示を損なったり、公正な価格形成を歪める行為に関与する等、証券界に対する信頼を失墜させる行為、または資本市場の健全性を損ないかねない不適切な行為をしない。

以上