黒部ダムといえば、説明の必要もないですが高さは186mの日本最大のダムです。昭和31年から始まったダム建設には当時の金額で513億(!!!)の巨費が投じられ、延べ1,000万人もの人手により、実に7年の歳月を経て完成したそうです。その建設は世紀の大事業として語られているそうで、石原裕次郎主演の映画、「黒部の太陽」でもそのすさまじさが描かれているそうです。自分は見ていないですが・・・

さて黒部ダムには2通りの行き方があり、簡単にいうと富山県側から行くか長野県側から行くかの違いです。今回は富山県側から行きました。片道で10000円近くかかります(結構高いんですよ!)が、週末は氷見市デーと言って氷見市に住んでいる人は若干安い金額で行けるというキャンペーンをやっていたので7000円くらいで行くことができました。

黒部ダムには、富山県側から行くと@ケーブルカー→A高原バス→Bトローリーバス→Cロープウェイ→Dケーブルカーという5つの乗り物に乗っていかなくてはなりません。だいたい片道で1時間半は軽くかかるでしょうか。


立山駅からケーブルカーに乗るのですが、チケットを買うのに長い列。9時過ぎに着いたのですが、待ち時間は1時間20分待ちでした。いきなりしんどい!それだけ観光客が多いということです。ツアーで来られていた方も多かったです。レトロなケーブルカーに乗って、美女平へ。



美女平から室堂までは高原バスで移動です。ほんのり紅葉が始まっていてとてもきれいでした。写真ではこのスケールのすごさを伝えれないのが残念です。



室堂から大観峰まではトローリーバスで移動しました。立山連峰を貫通したトンネルを進みます。あの立山の下を通っているんだ!という実感は全くなく、
ムニャムニャ寝むたくなってきたところでバスが止まったので、かなりしんどかったです。せめて少しでも寝たかった・・・。

その大観峰からはロープウェイで下に下ります。距離は1.7キロくらいでしたが、途中に支柱はありません。眼下に広がる眺めは最高でした。



ロープウェイを降りて、またケーブルカーに乗り、黒部湖に着きました。徒歩でダムの上を歩き、ついによくテレビの映像などでよく写る黒部ダム公園に着きました。ものすごい迫力でした。

 

『まるで人がゴミのようだ!』とは「スタジオジ○リ」の映画「天空の城ラ○ュタ」に出てくるム○カという人物のセリフ。ものっすごい失礼なセリフですが、黒部ダムの規模はそれくらいの大きさです。感動というか圧巻されてしまいました。天気もよく、ダム湖はエメラルドグリーンに輝き、とても気持ちよかったです。

さて、今回黒部ダムに行こうと思った理由がこれです。↓

黒部ダムの建設にあたり、命を落とされた殉職者の慰霊碑がダム堰堤東側の一角に立っています。犠牲になった171名の名前が刻まれていました。

戦後の深刻な電力不足を補うために急がれたダム建設は、トンネルから出てくる地下水や吹き上げる土砂、ダイナマイトによる発破の失敗などで犠牲者がでました。今でも供養に訪れる親族や観光客が後を絶ちません。

父親から聞いた話ですが、実は自分の実家の近くから当時出稼ぎのために黒部ダム建設に参加し、命を落とした方がいたそうです。その方への供養という意味もこめて、手を合わせました。今の日本があるのは、戦後復興のために働いた人生の先輩方のおかげです。黒部ダム建設に限らず、規模はともかく日本中の建設現場では過酷な労働や事故で命を落とした方も多いと思います。そのことを改めて実感し、感謝すると同時に自分も頑張ろう、と思いました。なかなか考えることもないので、いい機会になったと思います。

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